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比較
それぞれのニュアンスの違いは以下の通りです。
①becauseーonly one meaning / general logic
②sinceーalso for time / as a reminder or clarification of the reason
③asーalso for ‘time’ and ‘manner’ / for technical or strict reasons
これらは全て接続詞です。これだけ見てもよくわからないため、1つ1つ解説していきます。
①because
becauseーonly one meaning / general logic
becauseは最もシンプルなものであり、理由を述べる際に使います。一般的に使うことができ、一番使い勝手がいいものです。例文を見てみましょう。
例文
- I was late to work because I was hungover.
二日酔いで会社に遅刻する。
- I like this book because it’s interesting.
面白いからこの本が好きだ。
- I cannot think well because I slept too long.
眠すぎて頭が働かない。
上の例文を見てわかる通り、becauseはどんな理由に対しても使うことができます。
②since
sinceーalso for ‘time’ / as a reminder or clarification of the reason
sinceは基本的に2つの使い道があります。理由を述べる際に用いる用法では何かのリマインドをし、明確にする際に使うことができます。別の用法が気になった場合はコチラを参考にしてください。
例文
- It has been two years since I left school.
学校を出てから2年経ちます。
- It is not long since I commenced the study.
この研究を始めてからまだ日が浅い。
- This is the fifth day since I have come to Paris.
今日はパリに来て5日目です。
上の例文を見てわかる通り、sinceを使うときは相手もその状況を理解していることが多いです。
<ここがポイント>
例えば、1つ目の例文をさらに見てみましょう。学校を出てから2年経つという話を誰にしているのか想定してみてください。おそらく、同じ学校にいた同級生や会社の上司に言っている可能性が高いです。当然同じ学校の同級生であれば、自分が学校を卒業した日は把握していると思います。また、会社の上司に話しているのであれば、このセリフを言っている人と出会ったのは2年前となります。
このように、周囲があなたの状況を知っている場合にsinceというのは使うことができます。
③as
asーalso for ‘time’ and ‘manner’ / for technical or strict reasons
asはたくさんの用法があり、理由を述べる際に使う用法では専門的な話や厳格なルールに対して使うことができます。
例文
- Fair enough, as I hardly penalize students for reading and referencing material not contained in the casebook.
ケースブックに掲載されていない資料を読んだり、参照したりしても、ほとんどペナルティを課さないので、問題ありません。
- Anyway, I don’t want to tarry for too long as I don’t want the hospital to page me.
とにかく、病院にページされたくないので、あまり長くタラタラしないようにしたいです。
- When my Nan died, I was very upset, particularly as I didn’t get a chance to say goodbye, so my dad and I went to the chapel of rest to see her.
ナンが亡くなったとき、私はとても動揺し、特にお別れを言う機会がなかったので、父と一緒に安息のチャペルへ会いに行きました。
<ここがポイント>
1つ目の例文を見てみると、asの後ろにかなり専門的な話が出てきています。この文を言いそうなひとを想定してみると、図書館の司書さんなどが挙げられます。つまり、専門的なことを述べる際に使えることがこの文章からも分かります。
さらに、2つ目や3つ目の例文を見てみると後ろに厳密な理由がきていることがわかります。厳密な理由というのは、専門的というニュアンスに近いのですが、具体的で限定的な理由が来ているということになります。このようにasを使って理由を述べる際は、専門的であることが鍵となります。
使い方の違いを知る
becauseを使用して理由を述べる際は、相手からしても理由を述べていることがはっきりとわかります。しかし、sinceやasを用いて理由を述べる際は理由を述べるために使用しているのか、他の用法として使用しているのかが分かりづらく文脈に依存してしまう傾向があります。そのため、理由を述べる際にはbecauseが一番分かりやすいと言えるでしょう。
ですが、個々で説明した通り、それぞれ違ったニュアンスを含んでいます。sinceはリマインドとして、またasは専門的なことを述べる際に活用することができます。
そのため、これらを理解したうえで使い分けることが英語上級者への一歩となります。
ライティングに使用する際のポイント
1番最初に理由を説明したいときは、becauseを使うことがオススメです。その後、言い換えとしてsinceやasを用いていくと良いでしょう。ライティングの際も上記で説明した通りそれぞれのニュアンスを意識して書くとより良いでしょう。
ですが、ライティングではニュアンスよりも語彙力をアピールしないといけないケースがあります。例えば、TOEFLという英語の試験のライティングタスクで理由を述べる際にbecauseだけを使うよりも、当然sinceやasといった違う表現を使うことで語彙力をアピールすることができます。
したがって、このような試験の場合ではあまり気にせずに使うことも良いでしょう。
まとめ
今回は理由を述べる際に使うことができるbecause, since, as の違いを解説しました。becauseは理由を述べていることが明白で、聞き手からしてもとても分かりやすいのが特徴です。それに対して、sinceは相手が既に知っていることを再度リマインドする時に使うことができ、asは専門的な話をしているときに使うことができます。
sinceやasの他の用法について知りたい方はコチラの記事も同様に読んでください。
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