※この記事の目安は10分です。
今回中国を経由してシンガポール等に行ったため、その記録をここに残そうと思いこの記事を書いた。中国でトランジットする人の不安を少しでも解消できたら幸いである。中国トランジットビザ免除や中国でのトランジットの情報をまとめている。
中国での税関やトランジットの場所はカメラで撮影できないため、記憶を頼りに、文字多めで説明しているため、多少のミスはご了承いただきたい。
結論
中国経由のトランジットは不安がすごいが、なんとかなる。
また、スルーバゲージありでもなしでも手続きはほぼ同じ。
また、中国を経由してトランジットする場合、フリーWifiに繋がらないケースがあるため注意がいる。(フリーWifiはあるが使い物にならない)
上海浦東国際空港(PVG)でのトランジット
上海浦東国際空港は、上海(シャンハイ)の浦東(プドン)に位置している空港である。
こんな雰囲気の大きい空港である。今回私たちは、吉祥航空(HO)という航空会社を利用してここの空港にやってきた。中部国際空港→浦東国際空港→トランジット→浦東国際空港→チャンギ国際空港というながれで乗り継ぎを行い、シンガポールへ向かった。
このとき、スルーバゲージなしであったため、一旦カバンを受け取るパターンのトランジットを紹介する。
そもそも、スルーバゲージとは同じ航空会社の場合を用いてトランジットする場合に、カバンを再度受け取る手間が減るものである。そのため、スルーバゲージなしの場合は、カバンを再度カウンターで預ける必要があり、時間がかかるといったデメリットが存在する。
スルーバゲージなしの場合の流れは以下のようである。
飛行機降りる→Arrival card(トランジット用)をかく→24/144なんとかレーンに向かって手続き→荷物受け取る→再度カウンターにてチェックイン→荷物預ける→出国検査
的な感じである。
このとき、スルーバゲージなしだと荷物を受け取り、再度カウンターにてチェックインして荷物を預けないといけないといった手間が増える。それでは、順を追って細かく説明していく。
まず、私たちは浦東国際空港のターミナル2に到着した。このときのトランジット時間は2時間15分しかなかった。まず、飛行機を降りて、みんなについていくと、よくわからない電車があった。その電車に乗って税関とかある場所まで移動する。
電車を降りて、みんなについていくと、色々なレーンが見えてくる。本当は写真を載せたいが、写真NGであったため文字で説明する。中国に入国する場合は、おそらくforeignerのレーンに行けば良いが、中国でトランジットする人の場合は、「24/144小时过境」、「24/144-Hour Transit Area」と書かれたレーンに移動する必要がある。
「画像の引用元:【2023年11月最新】中国トランジットビザ免除制度|必要書類や手続き方法についてまとめてみました https://renovation-taiken.com/travel/chinatransitvisafree」
この写真のようなレーンが見えてくる。このとき、Arrival cardを提出する必要がある。また、私の場合は機内でもらった普通のArrival cardとは別のTransit用のArrival cardを書く必要があった。このトランジット用のArrival cardはこの写真の左側に置いてあるため、そこからとってきて必要事項を埋める必要がある。
ここで、ポイントであるが、トランジットをする人はこのArrival cardを急いで書くべきである。理由は、この24/144小时过境の待ち時間が絶妙に長いからである。1人1人しっかりとした検査が行われるため、早くレーンにならばないとすごく待たされることになる。
- トランジット用のArrival cardを用意して、24/144小时过境のレーンに早く並ぶべき。
ここで、おすすめなのがトランジット用のArrival cardをとってきて、そのままレーンに並ぶことだ。自分はArrival cardを書いてから並んだが、Arrival cardをしっかり書いていなくても、どうやらその場で書かせてもらえるようだった。それなら、Arrival cardを取るだけとって、早く並んだ方がいいと感じた。もしかすると、対応する人によって異なるため、やるなら自己責任でお願いしたい。
ようやく、キャリーケースを受け取る場所に辿り着いた。以下がその写真である。
トランジットしない人はここで荷物をとってそのままホテルとかに向かえるが、スルーバゲージなしでトランジットをする人はここからが勝負である。
荷物を受けっとったら、このまま3Fにある国際線の出国ターミナルに移動する。
写真の通り、よくあるターミナルの雰囲気と同じである。で、自分たちが荷物を預ける航空会社の場所まで移動する。荷物を預けるのは案外早かったが、もし人がたくさん並んでいた場合は覚悟が必要である。
そして、荷物をカウンターにて預け終え、カウンターの人が一言「Be quickly!」とだけ言葉を残していった。quicklyは副詞であるから、正しく形容詞の「Be quick」だろと思いつつ、時間がない中、走って出国手続きへと進んだ。ちなみに、出国ゲートは中央に存在している。
出国ゲートにいき、出国手続きを行うが、再度荷物検査をしたり、パスポートと顔を比べたりするといった流れである。これは、みんなについて行けばなんとかなるが、とにかく人が多いため、搭乗時間に間に合うのか不安になった。
当然全ての出国手続きを終えると、航空券に書いてある搭乗時間であるlast boarding timeを30分くらい過ぎていた。「終わったわー」とか思いつつ、飛行機のある場所に移動した。
幸運なことに飛行機に乗ることはできた。どうやら、中国では搭乗者の手続きを待ってくれるみたいだ。そのため、平気で出発時刻を遅延するが、飛行機には乗れることが判明した。
- 中国の飛行機は、搭乗者の手続きを待ってくれる。ただし、到着時間が遅くなる可能性があるため、ご了承を。
福州長楽国際空港(FOC)でのトランジット
福州長楽国際空港は、福州(フチョン)に位置している空港である。
今回私たちは、厦門航空(MF)という航空会社を利用してここの空港にやってきた。バリ島のNgurah Rai空港→福州長楽国際空港→トランジット→福州長楽国際空港→関西国際空港というながれで乗り継ぎを行い、関西空港へと向かった。
今回のトランジットでは、スルーバゲージありで乗り換え時間はたったの90分であった。スルーバゲージのありの中国トランジットについて説明する。
スルーバゲージありとなしの違いはカバンを再度預ける必要があるかないかであるが、決定的な違いは、バリ島のNgurah Rai空港でカバンを預けた際に、航空チケットを2枚まとめてもらえることだ。また、以下のようなトランジット用のシールももらえる。
チケット2枚とこのシールを手に持って移動した。
ここから、トランジットの流れを説明する。まず、今回は機内でTransitを行う用のArrival cardを配っていた。そのため、機内でこのカードを埋め、すぐ提出できるようにしていた。飛行機を降りて、みんなについていくと道沿いにtransitの扉があるが、なぜか閉まっており、使うことができなかった。そのため、みんなについていき、arrivalという看板に従って進む必要があった。
以下の写真が、入国手続きを行う直前の場所にあるエスカレーターである。
このエスカレーターを降りるとすぐに、foreignerのレーンと中国人専用のレーンがみえる。トランジットの場合はレーンに進む前に、左側にある小さいテーブルにて、トランジット用のArrival cardを提出した。これは、毎回違うかもしれないためご了承願いたい。左側のテーブルにて、パスポートにトランジット用のスタンプを押してもらったら、foreignerのレーンに行き、入国審査をする。その後、荷物の検査をして一旦終わりである。ここまで、私の場合、15分くらいで高速で終わった。
私の場合は、荷物の検査をしたあとになぜか近くの椅子で待たされた。で、ある程度人が集まったあとに解放されたが、この辺のシステムはよくわからない。
その後、指示を受け、解放されたあとに結局出国ターミナルに移動する必要があり、エスカレーターを使って移動した。
マクドナルドの横のエスカレーターから上がっていき、以下の出国ゲートに到着した。
この場所をさらに進んでいき、画面を確認すると関西空港行きの飛行機があることが確認できた。このあともすんなり進むと思いきや、再度パスポートと顔のチェックと荷物のチェックの2つがあり、これまたかなり待った。これにより、案の定、航空券に記載されているlast boarding timeを大幅に超えた。流石に不安になった私は、近くの空港の係員に聞いたが、2回ほど頷き「OK!」とだけいって去って言った。
最終的には、普通に飛行機に乗ることができたし、どうやら搭乗者の手続きが全員終わるまで待ってくれるみたいであった。スルーバゲージとはなんだったんだとだけ思ったが、無事帰国できたため良しとする。
- スルーバゲージになったとしても、同様の手続きをする必要がある。ただし、航空券をまとめて、複数(今回は2枚)もらえるのとカバンを預ける手間は減った。
まとめ
私の場合
- 上海浦東国際空港(PVG)、スルーバゲージなしでのトランジット時間:2時間15分
- 福州長楽国際空港(FOC)、スルーバゲージありでのトランジット時間:1時間35分
で、なんとかなった。
中国経由のトランジットはスルーバゲージあり・なしでも手続きはほぼ同じ。同等にめんどくさいので、時間に余裕をもって行動すると良い。また、中国の航空会社は平気で遅延するが搭乗者の手続きを待ってくれるため、そこは安心できる。また、到着時刻が1時間くらい遅れてもいいように余裕を持って行動しよう。
中国系の航空会社は面倒であるが、価格が安い上に、機内食も案外美味しいため、トランジット時間に余裕を持っていれば有りである。
ちなみに、機内食はポークライスであった。
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