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【実話】大学時代の奨学金が自分を縛るって話。

僕は現役社会人。とはいっても、2年目になったばかりでまだまだ社会人としてはペーペーである。(2025年現在)そんな僕がふと思ったことがある。それは、タイトルにもあるように「奨学金」が自分の自由や選択肢を縛るかもしれないって話である。これについて今回述べて行く。

まずは、私のバックグラウンドについて述べる。私は、工業高校を卒業後、私大の理工系の学部へ進学し、現在社会人となり1人で賃貸に住んでいる、どこにでもいそうな経歴の人間である。

実家が母子家庭ということもあって、当然学費を負担するのは自分だった。現在社会人として、毎月奨学金を払って生きているが、これについて少し思うことがある。それは、奨学金を借りるということが自分の人生の負担となり、選択肢を奪っているのではないかということだ。

社会人になって、使うお金が増え、学生時代よりも自由になった。また、1年間過ごしていく中で、生活が安定し、毎月の支出を自分で把握するようになった。そこで気になったのが「奨学金」の存在である。

僕は、学生時代勉学に励んだこともあり、給付の奨学金や学費免除を受けることができた。それでも、私大の学費はバカにならず、300万くらいの借金がある。医学部で奨学金を借りている人からすれば、そんな金額大したことないじゃんって思うかもしれない。だが、この金額でも自分はすごく負担に感じている。

現在、大学生の新卒大手企業であれば25万以上は初任給でもらえるし、そんなものすぐに返せると考える人が多い。だが、一人暮らしをしていくと気づくことであるが、家賃・水道光熱費などの固定費や年金等の社会保険料で持ってかれる額が案外多いため、手元に残る額はしれている。それに、大企業ならではの福利厚生として、企業DCや持株会などがあるともっと毎月の固定費は多くなる。そのため、手元に残るはずのお金の中から毎月1-2万が持っていかれるとかなり痛いと感じる。

実際僕が1年目の最初のとき税金があまり引かれない状態でだと、手元に22万くらい残ったが2年目からは更なる社会保険料が増え、手元が減る状態になる。そこから家賃や水道光熱費、Wifi代などで5万くらい、その他にアマプラなどのサブスク、友達・彼女との交際費等を含めると、計10万くらいは減る。また、最近だと米や野菜の高騰により食費も上がっている。そうなると案外、案外手元に残る額が限られてくる。ましてや、僕みたいに田舎で働く人ではなく、都会で働く人にとってはもっと家賃や交際費が高いかもしれない。

また、社会人として生きていると予期せぬ出費も多々ある。友達の結婚式やスーツの用意、通勤に必要な車の用意など諸々だ。加えて、ライフプランを考えている人にとっては結婚資金やNISAによる老後の貯金などをしたいものだろう。そこに、追い討ちとして毎月1-2万円のお金がかかってくるため、この税引後のあと手取りから1-2万の奨学金返済額が引かれるのが痛いのは明白だろう。

とはいえ、そもそもこの話は実家が太い人には一切関係のない話だ。僕みたいに母子家庭で、社会人になって自立するために一人暮らしをし、自分の家庭を築こうとするものだけが苦労をする現実があるだけで、実家の恩恵を受けている人はぬくぬくと過ごせるだろう。このような格差の現実があるからこそ、「親ガチャ」という言葉が生まれるきっかけになるかもしれない。そこに自分の努力は関係なく、ただ自分に与えられた環境という宿命を受け入れるしかない。

大学卒業後に働くのもよし、大学院に行ってから働くのもよし、そもそも大学に行かないのも良いかもしれない。だが、自分の人生設計を考えた上で「奨学金」をかりるなら借りてほしい。

現在大学院在籍で、奨学金を800万借りて、日々貧しい生活を送っている友達がいる。その子は頭もよく、真面目に勉強して論文もばんばん投稿するような優等生だ。最近、第一志望の会社から内定ももらえたらしく、そのうち安定した生活が訪れることとなるだろう。また、その一方で、関東の有名大学の人気研究室に通う友達もいる。その子もすごく優秀で、博士課程までとろうとしている研究に真っ直ぐな人間だ。ただ、その子は奨学金を借りているわけでも、貧乏な生活ライフを送っているわけでもない。どちらも素敵な人だが、このような現実になぜか寂しさを感じてしまう。

それでも、皆平等に経済格差や奨学金という呪縛、増税、物価高騰などのものを全て受け入れて生活して行かないといけない。

それを踏まえて、どうやって自分の人生のライフイベントを満喫できるのか。現在、このような厳しい状況に置かれているため、今一度この記事を読んでくれた方も自分の人生設計を考えて生きて欲しい。

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この記事を書いた人

こんにちは。このブログでは、英語学習を中心に、私が実際に体験してきた海外留学・旅行・ライフスタイルに関する情報を発信しています。2022年4月から約1年間、カナダ・トロントに留学し、異文化の中で英語を学ぶ楽しさと奥深さに触れました。英語が苦手だった私が、TOEIC400点台からスタートして、現在ではTOEIC850点を取得。TOEFLやIELTSにもチャレンジしてきました。「英語って楽しい!」そう思えるようになった今だからこそ、英語に悩む誰かの力になりたいという想いでこのブログを立ち上げました。英語学習に近道はありませんが、楽しみながら続ける工夫はたくさんあります。そのヒントを、私の実体験や反省も交えながらお届けします。また、旅先での発見やお気に入りの場所、気になるライフスタイル情報なども、自由気ままにシェアしています。英語を通して世界をもっと身近に、そして日常をちょっとワクワクさせるような、そんな情報をお届けできれば嬉しいです。

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