※この記事の目安は10分です。
今回は自身の経験を基に、新卒で入社した会社が合わずに半年以内で転職をしたいけど、短期離職者を社会が受け入れてくれるか不安な人のために記事を書いた。少しでも、心の支えになると嬉しい。
私の場合は、第二新卒で大手企業に内定を頂くことができたため、これを参考に多くの人が生き生きと仕事できることを祈っている。
結論:半年以内であっても第二新卒で転職は可能
新卒で入社し、半年以内で退職したい場合であっても第二新卒として転職することが可能である。ただし、転職の際の転職理由は詳しく話せる必要がある。
また、再度転職先とのミスマッチが起きないように企業選びは慎重に行うこと。加えて、第二新卒で転職したい場合は会社で働きながら転職活動を行うことが重要である。
第二新卒の落とし穴
まず、第二新卒で転職活動を行う前に注意することが3つある。
- 半年以内の離職のイメージは良くない。
- 第二新卒の就活は新卒の就活とは全く違う。第二新卒として転職活動を行なう際には、スキルや能力を見られることが多い。
- 会社で働きながら転職活動をする必要がある。
まず、半年以内で離職することは「短期離職」であり、そのイメージ自体は良くはない。そのため、第二新卒で転職活動をする際に、面接やエントリーシートで転職理由を深掘りされる。ただ、裏を返せばその理由させしっかり話すことができれば、短期離職で合っても問題はない。そのため、なぜ転職したいのかを徹底して深ぼる必要がある。
安心してほしいが、なぜ転職したいのか、なぜ今の企業じゃだめなのかさえ説明できれば、短期離職も関係ないのである。だが、これはあくまで書類選考や面接に進んだ場合のみ有効である。
したがって、倍率の高い人気企業であると書類選考の時点で落とされることがあるが、実際には短期離職が原因で落とされるのか、他に自分よりマッチしている人がいるから落とされるのか真実は分からない。ただし、私の感想としては、就職難易度が高くてもスキルがマッチしている場合は選考に進む場合が多いと感じた。
つまり、新卒であれば人気企業を完全ポテンシャル採用で入社することができるが、第二新卒であれば、人気企業であってもその企業に見合うだけのスキルや実力があるか見られていることは間違いない。
2つ目の注意点は、第二新卒として転職活動をしようと考えている人が知るべき事実であるが、第二新卒は新卒と違って完全ポテンシャル採用ではない。先ほど述べた通り、自分の持っている資格やスキル、経歴を考慮した上で面接で評価される。つまり、「第二新卒」という概念はあまり関係なく、ほとんど普通の転職と同じなのである。ただし、第二新卒であれば、新卒で入社した会社における実績という部分をほとんど見られていないため、普通の転職者よりは転職しやすいと感じる。
さらに、3つ目の注意点として、働きながらの転職活動がある。働きながら転職活動をすることは物理的にも精神的にも辛い面がある。ただし、現在の会社が辛いからと言って先に退職してから転職活動を行うのは注意が必要である。というのも、周りの知り合いでは、働きながら転職した人は大手企業や年収アップに繋がる傾向にあるが、先に退職してから転職を行った人はなかなか職が見つからないことや面接がさらに不利になることが挙げられる。
実際、働きながら転職活動を行うのはかなり大変である。仕事が終わってから、履歴書やエントリーシートを作成したり、SPIなどを勉強するのはもちろんのこと、面接の日程調整なども大変であった。とくに、会社にバレないように転職活動を行おうとしている人は、急な残業のお願いなどが合って面接の日程調整がとても大変になる。また、企業の面接は最も遅くても19時からの面接で終わる場合が多く、書類選考を突破したあとの面接が最も大変である。
いずれにせよ、私個人としてはエージェントの活用をおすすめしている。また、費用に関してもたいていは無料であるため安心して活用すると良い。
これに関しては、この記事の下のほうに記載されているおすすめのエージェントについて書かれた記事を参考にするとよい。これはエージェントの案件ではないため、安心してほしい。笑
第二新卒で転職するメリット
注意点を説明したが、第二新卒で転職するメリットも存在する。それは以下の4つである。
- 自分に合った企業を再度選び直せる。
- 普通の転職よりも有利に転職活動できる。
- 異業種に挑戦できる。
- 自分の市場価値を知ることができる。
第二新卒で転職する場合、自分に合わない業務や企業風土を知った上で、再度会社を選ぶことができる。これにより、新卒時よりもミスマッチしづらくなり、自分に合った企業が見つかりやすくなる。特に、新卒入社は、学生から社会人になるという節目もあって、社会のことを知らないまま目先の給料等で就職してしまうケースもある。そういった面を考慮すると、再度企業を選び直せるのはメリットと言える。
また、第二新卒では普通の転職よりも有利に転職活動を行える。というものも、新卒は完全にポテンシャル採用ではあるが、第二新卒はスキルや能力も評価されていると述べた。しかしながら、第二新卒という言葉があるように、新卒で就職した会社における知識や実績を評価されずに、学生時代のエピソードなどが評価される一面がある。大学卒業の場合は、4年間の話ができるため、話のネタを用意しやすくなる。
さらに、第二新卒であれば、新卒で入社した会社とは違った業種に就くことも可能であり、本当に一から人生をやり直すことができる。また、大学時代のエピソードを用いて、異業種に就きたい理由も説明できるため、より面接で有利に進めることができると推測できる。本来、第二新卒でなければ、入社した会社における実績も評価されるため、この点において有利だと言える。
また、第二新卒として転職活動を行うことで自分の市場価値を知ることができる。それにより、将来のキャリアアップや年収アップのために必要な知識、能力などを事前に知ることができるため、メリットであるといえる。転職活動を経験するのが若ければ若いほど、再度人生設計を行いやすいため、メリットであると言える。
第二新卒の人におすすめのエージェント
私の場合、リクルートエージェント、マイナビ転職、doda、ビズリーチの4つを活用したが、その中でもダントツでおすすめなのがdodaである。おすすめな理由は5つある。
- 求人数が圧倒的に多い。
- 担当してくれたエージェントの方の対応が神。(個人差はあるが、私の担当者は完璧だった。)
- 第二新卒であっても、キャリアアップに繋がりやすい求人が多い。(給料アップ)
- アプリのUIが見やすく、管理しやすい。
- 転職に関する知識がゼロでも、内定を頂き、入社するまで無料で全てサポートしてくれる。
私の場合は、dodaがおすすめであるが、これらのエージェントは無料でどれも大手エージェントであるため、その他のエージェントと比べて使いやすいのではないかと感じている。ちなみに、私の知人で就職難易度トップ200に入るような企業に転職成功した人もこれらのエージェントを活用している。このことから、dodaなどの大手エージェントは転職成功に繋がりやすいため特におすすめである。
まとめ
- 今の会社が合わない・楽しくないと感じた時点で転職活動に挑戦した方が良い。
あくまでも、私個人の経験ではあるが、第二新卒でキャリアアップをすることができた。この経験からしても、今の会社に不満や納得いかないことがあれば転職活動に挑戦してみれば良い。そして、転職活動がうまく成功すれば、キャリアアップとして次の会社に行けばいいし、だめならその会社に居残り続けるといった方法でうまく生活してけば良い。
また、転職活動を通して自分の市場価値を知れるのは大切である。よって、現在の会社に対して不満がない人でも一度求人票をみたり、転職エージェントを通して自身の市場価値を知り、キャリアアップを目指してみると良いかもしれない。
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